
寒くなってくると路面が凍結してきます。タイヤは滑りやすくなり思わぬ事故につながります。
そんなときに使ってほしい、「自転車の滑り止めアイテム」と「凍結・雪道の走り方テクニック」を紹介します
凍結道路・雪道のための滑りどめアイテム
自転車はタイヤと地面の摩擦でしっかり接地して、走ることができます。
路面が凍ると、摩擦が減り転倒の原因となります。
タイヤの表面にスプレーすることで、高性能の特殊ポリマーを作り摩擦力を作り出すのが、「 BULLSONE スノーOKスプレー 」です。

自動車に開発されたものですが、自転車でも十分に効果的です。
自転車だけでなく、自動車や靴にも使えます。
寒い時期が来る前に、1家に1本あると便利です。

自転車用のチェーンはあるの?
タイヤの滑り止めと言えば、タイヤチェーンを思い浮かべますが、自転車用の製品はありません。
その理由は、前輪のブレーキです。自転車の前輪はスポークにブレーキゴムを押し付けてタイヤを止めますが、チェーンやゴムを巻き付けるとブレーキと当たってしまうからです。
凍結道路・雪道でおすすめの自転車の乗り方
凍結した道路や雪道で安全に乗るには、適した自転車選びと滑りにくい乗り方も重要です。
タイヤは太めで空気圧を低くする
自転車のタイヤは、太さや空気圧によって路面との接地面積やグリップ力が変わります。
一般的に、太めで空気圧が低いタイヤは接地面積が広くなり、滑りにくくなります 。
太さは25-32c(タイヤの幅)程度がバランスが良いとされています。空気圧は4-5気圧程度、高くても7気圧程度までに抑えるのがおすすめです。ただし、空気圧が低すぎるとパンクしやすくなったり、ペダリングが重くなったりするので注意してください。
また、タイヤの溝も重要です。溝が深いと水や雪を排出しやすくなり、滑りにくくなります。しかし、溝が深すぎると路面との接触面積が減って逆効果になることもあるので、適度な深さをもったタイヤを選ぶことが大切です。
乗り方はゆっくりで力を抜く
自転車の乗り方も滑り止めに影響します。滑りやすい路面では、以下のポイントを意識して乗るのがポイントです。
- 速度はゆっくりにする。急に加速したり減速したりしない。
- ブレーキは前後両方を使って均等にかける。前だけだと前輪がロックして滑る可能性がある。
- ハンドルは力を抜いて握る。緊張して固く握ると小さな振動にも反応してバランスを崩しやすくなる。
- 路面の状態をよく見て走る。水たまりや凍結した箇所は避ける。白線やマンホールなどは滑りやすいので注意する。
自転車の滑り止めはタイヤと乗り方でも対策できます。安全に快適に自転車に乗るために、ぜひ参考にしてみてください。
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