中級の介護資格として人気の「介護福祉士実務者研修」について紹介します。
介護福祉士を目指す人に人気の資格です。
介護福祉士実務者研修とは
介護福祉士実務者研修(実務者研修)は、介護福祉士を目指す人にとって重要な資格です。
なぜなら、国家資格である介護福祉士になるには必須の資格だからです。
一部、介護職員初任者研修とダブっているところもありますが、一歩進んだ内容になっています
介護福祉士実務者研修を受けるメリット
介護福祉士実務者研修を受けるかどうか迷っているのであれば、メリット・デメリットを比べてみてください。
メリット1:待遇(給料)が良くなる
介護福祉士実務者研修をもっていることで、給料のアップが期待できます。

厚生労働省のR2年のデータを見ると、実務者研修資格保有者の月給は、資格なしに比べて毎月約24,000円高くなっています。
一般的にボーナスは毎月の給料×○ヵ月分となるため、年収としてはもっと差が出ます。
メリット2:介護福祉士の受験資格が手に入る
「介護福祉士」は、介護資格の中で唯一の国家資格であり、持っていると待遇がぐっと上がります。
また最近では、介護福祉士を中心とした待遇改善(給料アップ)の政策もどんどんでてきています。
介護福祉士は初任者研修や実務者研修と違って、講習を受ければ取得できるわけではなく、国家試験に受かる必要があります。
その国家試験を受けられる条件の一つが「介護福祉士実務者研修資格を持っていること」です。
なので、将来介護福祉士をめざすなら、必ず必要な資格になります。
メリット3:医療ケアを行うことができる
本来、介護士は医療行為を行うことはできません。
しかし、介護福祉士実務者研修を受けていれば、医師や看護師の指導のもとで、「喀痰吸引」や「経管栄養」の医療行為を行うことができます。
どちらも高齢者の介護には大変役立ちます。
メリット4:サービス提供者になることができる
サービス提供者は、ケアマネジャーが立てたケアプランに基づいて、具体的な訪問介護計画書を作ります。
ケアマネジャーと綿密に計画を立てるだけでなく、他の担当者や介護される本人、家族と計画の確認を行います。
事業所によっては、サービス提供者が責任者や所長を務めています。介護の実務を行うこともありますが、基本的には管理職としての仕事がメインになります。
デメリット
介護資格はメリットがたくさんありますが、お金と時間がかかります。
介護福祉士実務者研修は、民間の介護資格スクールでとることができますが、450時間・6カ月の期間と10~15万円の費用がかかります(承認者研修を受けていると最短2カ月で8~13万円くらい)。
時間とお金がかかって大変ですが、将来的に介護福祉士になれば十分にもとはとれます。
介護福祉士になるステップと考えれば、メリットの方が大きいです。
実務者研修資格を取るには
介護福祉士実務者研修の目的は「現場経験だけでは習得できない知識や技術を身に着ける」ことです。
これから、介護福祉士になるにあたって、介護業務はもちろんのこと介護保険や介護制度の知識も身に着けます。
実務者研修は、介護職員初任者研修を受けた後のステップアップの資格ですが、初任者研修を受けていなくても受けることができます。
ただし中級者向けの資格なので、介護士を無経験で受けることはあまりおすすめしません。
研修を受けている間?????が飛び回るかもしれません
実務者研修で勉強する内容
介護福祉士実務者研修をとるには20科目、合計450時間の受講が必要です。
初任者研修を受けていれば、初任者研修で受けた科目は免除されます。(表参照)

表からもわかるように、初任者研修を受けていれば9科目130時間が免除されます。
だから、初任者研修を受けてから実務者研修受けても無駄になることはありません。
介護スクールは資料請求して選ぶのがおすすめ
介護福祉士実務者研修は、民間の介護資格スクールでとることができます。
どのスクールでも、同じ内容を学びますが、その「質」はスクールによって違います。同じカリキュラムでも、わかるまでとことん教えてくれるところと、決められた授業をこなすだけのところがあります。
また、スクールによっては、介護福祉士実務者研修を受講すると、「介護福祉士受験対策講座」が格安で受けられる場合があります。
とはいっても、介護資格スクールは全国に無数あります。スクールの講師陣の質や実績が高く、介護福祉士受験対策講座割引のあるところを探すなら、資料請求をおすすめします。
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