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【これでスッキリ!】レントゲン技師(放射線技師)に関する7つの誤解

レントゲン技師がレントゲン写真を撮る

病院などでは、レントゲン技師と呼ばれることが多いですが、レントゲン技師という職業はありません。

1951年に診療エックス技師の資格が制定され1984年まで使われていましたが、その後は診療放射線技師の名称が用いられています。

ついでに言うと、レントゲン写真という呼び方は間違いです。X線写真と呼ぶのが正解です。

診療放射線技師は被ばくが多い

診療放射線技師は、その名称からわかるように放射線を使って仕事をします。

そのため、放射線被ばくをたくさんしていると思われがちです。

しかし、実際にはほとんど被ばくはしません。放射線を出すときは安全な場所に退避してスイッチを押します。

動いてしまう人、立てない人、子供の撮影時には撮影室内に入り、押さえながら撮ることもありますが、そのときは放射線防護プロテクターを使用します。


出典:千代田テクノル

被ばく量はフィルムバッチや線量計を使って、厳密に管理されます。毎月ごとに被ばく量は集計され本人に通知されます。

もし、制限値を超えた場合は、就業制限をかけることがあります。

診療放射線技師はスイッチマンだ!

診療放射線技師(レントゲン技師)は、X線を出すだけのスイッチマンと言われることがあります。

どのような人が言っているのかは不明ですが、放射線技師のことを良く知らない人の発言だというのは確実です。

例えば胸部のX線撮影

たとえば、胸部のX線撮影の時には、患者さんを機械の前に立たせて、声をかけてスイッチを押しているだけに見えるかもしれません。

実際には、肺尖を切らないように高さを調整して、肩甲骨が肺野に入らないように肩と手の位置をセット(ポジショニング)します。X線のでる範囲(照射野)を決めます。

それから、肺や縦隔のコントラストがつく撮影条件を設定して、声をかけながら呼吸が止まった瞬間にX線を出します。

撮影後は、写真を確認して、欠けている部分やブレがないかを確認して画像処理を行います。

十分な医学的知識が必要

胸部の写真撮影だけでもさまざまなことをしています。当然、他の部位では、まったく別のことをする必要があります。特に手や足、膝、椎体などの整形領域は複雑です。

依頼された内容を把握するためには、解剖学的な知識が十分になければなりません。また、関節などででは、関節の角度や位置を調整(ポジショニング)したうえで、X線を入射する角度を決めます。

関節の向きや角度は一人一人違うので経験と知識だけがものを言います。

X線撮影だけでも、全身で100近くの撮影法や撮影条件(X線量の調整)を覚えなければなりません。


出典:Wikipedia

この他にも、CTやMRI、マンモグラフィ、X線透視(胃のバリウム検査、注腸検査など)、核医学検査、血管撮影、心臓カテーテル検査、放射線治療などがあり、気が遠くなるほどの知識が必要です。

スイッチだけ押すだけのお気楽な仕事ではありません。

診療放射線技師は給料が高い

こればっかりは、ケースバイケースです。勤め先によって違います。

基本給はもちろんですが、危険手当の有無、夜勤手当の有無、時間外手当の有無などで結構違います。

大きな病院であれば、夜勤もありますし、忙しい所は時間外での業務も多くなるので高くなる傾向にあります。


出典:診療放射線技師JOB

普通に働いていれば、一般的な給与はもらえます。


出典:診療放射線技師JOB

ちなみに、同年代でも夜勤が多い看護師さんの方がはるかに高給取りです。

診療放射線技師は簡単になれる

診療放射線技師になるには、専門学校や短大、大学で学ぶ必要があります。

文部科学大臣が指定した大学又は厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において、3年以上診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたものが診療放射線技師国家試験の受験資格を得られる。

かつては専門学校や短期大学を出て放射線技師になる人が多かったですが、最近は4年制大学に教育の場が移りつつあります。

また大学院に進む人も増えており、博士の学位をとる人も増えています。

専門学校や短期大学は入学の難易度は低めですが、すべての教育課程と単位を取得をして、診療放射線技師国家試験に合格しなければなりません。


出典:Wikipedia

診療放射線技師国家試験は14科目から出題され200問の問題で行われます。合格率は70~80%となっています。

診療放射線技師になるには、3~4年の勉強と国家試験を突破する必要があります。

少し前にくらべると、確実に難易度は上がっています。

診療放射線技師はバカにされる

悲しい話ですが、放射線技師は知名度が低いです。

最近ドラマ化された、「ラジエーションハウス」のおかげで、多少は認知度はあがりましたが医師や看護師に比べるとまだまだです。

確かに医師や看護師のように病棟にいるわけではないので、表舞台にはでてきません。しかし、病院の治療成績は、画像診断の制度で決まるといわれる時代です。まだまだ活躍の場はあるはずです。

スイッチマンのままでは、信頼も活躍の場もありませんが、放射線技師しか持っていない知識はたくさんあります。それを生かして、まわりとディスカッションしたり、勉強会などで知識を増やしたりすれば必ず認められます。

知識と経験があれば、医師や他のコメディカルと対等の立場で仕事ができます。

放射線技師だから・・・と萎縮せず、どんどん意見を言っていけば良いと思います。

今後は診療放射線技師の仕事は無くなる

医療技術と医療機器が進歩していくなか、診療放射線技師の仕事は減っていくという話は昔からありました。

さらに最近では、医療機器の進歩やAI(Artificial Intelligence)によって、検査に必要な人出は減ってきています。

当然、医療機器を駆使する放射線技師の仕事にも影響があると考えられます。

しかし放射線技師の仕事は、変わることはあっても無くなることはないと思います。

実際、放射線技師の業務の範囲は、法令によって業務拡大の方向に進んでいます。時代のニーズにあわせて変化していくかもしれません。

まとめ

以上、勘違いされやすいレントゲン技師(診療放射線技師)の7つの誤解について紹介しました。

 

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