性格が変わる!前頭側頭型認知症の症状と原因。治療法はある?

前頭側頭型認知症はアーノルド・ピック博士が最初に報告した病気です。前頭側頭型認知症の中でもっとも多いのがピック病です。

日本には1万人以上のピック病患者がいると推定されています。しかし診断基準の不備や正しく判断できる医師が少なくアルツハイマー病や精神疾患と誤診されてしまうケースがあります。

発症の割合はアルツハイマー病の半分~1/10程度とされています。40~60歳で発症のピークを持つ若年性の病気です。

記憶力の低下が主な症状となる他の認知症と異なり、怒りっぽくなるなど性格の変化集中力の著しい低下同じことを何度も繰り返すなどの異常行動が強くでてきます。

前頭側頭型認知症原因


出典:順天堂大学医学部付属病院

はっきりとした原因はわかっていません。前頭側頭型認知症の中で、脳の神経細胞内に「ピック球」と呼ばれるタンパク質の塊ができるものが「ピック病」と呼ばれています。

このピック球がどのような原因で神経細胞内にたまるのかは、まだ解明されていません。

前頭側頭型認知症の特徴

大脳の前頭葉、側頭葉が萎縮(縮んで小さくなる)するのが大きな特徴です。

そのため本来前頭葉、側頭葉が担っていた機能が低下していくため以下のような症状がでます。

病職の欠如

初期より自分が病気であるという認識がない。自分の変化に気づいていない

常同行動

同じことを繰り返す。同じ道を歩き回るなどの行動を取ることが多い

抑制・社会的行動の欠落

社会的常識が無くなる。他人にどう思われるかまったく気にしなくなり、思うがままに行動をする。注意を受けてもまったく気にすることがない。

注意障害、維持困難

1つの事に集中できない。ひとつのことを続けられ無くなる

その他の症状として、考えもなしに反射的に行動してしまったり、返答してしまう。ものごとに一切関心がなくなるなどの症状がでます。

前頭側頭型認知症の治療

原因もまだ未解明のため、治療法も見つかっていません。今のところ治療に使えるお薬もありません。

若年性の病気であり、力も十分にあり、暴力的な行動も多く、自覚も無いことから対処が難しく家族の大きな負担になることもあります。

短期入院や専用施設などで行動などを許容できるレベルまで下げるなどの措置がとられることもあります。

いずれにしてもこれからの研究が待たれる認知症のひとつです。

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